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止まらない嫌がらせ

幼稚園の休園日、子供はモラ夫と過ごすことになった。
休みにくい仕事が入っていた私は素直にありがたく思い、平日だが休日のような丁寧な朝食を作り皆で食べ、安心して会社に向かったのだが…

夕方、モラ夫から携帯の着信があった。
慌てて折り返すと、子供が出て
「パパにバカっていわれた。」
と泣きそうな声で一言。

子供があんなに嫌がっているのに、バカと言うのを止める気はないんだな。
これは、私への嫌がらせだな。
モラ夫への怒りがふつふつと沸いてきたが、まずは子供を慰めなければならない。

しかし、電話はモラ夫も聞いている。
しかも子供はモラ夫の側にいる。
困ったな、と思いつつ子供に
「バカっていうのはいけないよね。でも何で○くんはバカっていわれたの?」
と話しかけると、モラ夫がすかさず
「あんた達はいつもそればっかりだな!」
と私を怒鳴りつけ、ガチャンと電話が切れた。

不安ではやる気持ちをなんとか抑え、定時後、ダッシュで帰宅した。
帰宅して子供に駆け寄ると、モラ夫の不機嫌オーラがでている。

モラ夫は「次の休みはレストランに行かないからな。」「次の休みは行かないからな。」と不機嫌そうに二回繰り返して言った。

次の休みはレストランで子供の誕生会の予約をしていた。
出産前は夫が予約し時折訪れていたのだが、子供ができてからはゆっくり食事と言う訳にはいかず、でも年に一度子供の誕生会に行くのを楽しみにしていた。
モラがひどくなるにつれ、違う意味で食事どころではなかったのだが、毎年の行事だからと思い、去年も今年も、私がレストランに電話して予約したのだった。

私は、鼓動が早くなった。
でも、私がビクビクしたら余計に付け上がる事を知っているので、落ち着いて返した。
「別に構わないから。二人でいくから。」

モラ夫は
「自分がいかなければ一人分節約になるだろ。」
といつもの苦虫を噛み潰した表情で言ってきた。
“節約なら他でもできるでしょ、子供の誕生会くらい何で気持ち良くできないのか”と喉まで出かかったが、どうせモラ夫に何を言っても分からないのだ。
「二人分のプランだからあなたが来なくても節約にはならない」と事実だけを返すと
「他の人と行ってこい。」
と言ってきた。

要するに、私に嫌がらせできるならそれで良く、子供の誕生日を祝う気もないのだ。
私がモラ夫を責めるでもなく落ち着いていたので、次の嫌がらせのネタを探すべく、色々嫌みたらしく言ってきたが、「分かった。」とだけ返し、相手をしなかったら、それ以上の暴言には発展しなかった。

誕生会は二人で行き、モラ夫の顔色を伺うこともなく、ゆっくりお料理を楽しめた。
可愛いい子供がいて、仕事があり、食べること住むことに困らない。夫さえモラでなければ幸せなのに。夫さえ…。とこんな時いつも思う。
ジグソーパズルの最後の1ピースが、どうしても見つからないような気持ちになる。

帰宅してもモラ夫は私にも子供にも口をきかなかった。
暴言吐かれるよりはるかにマシで良いのだが、また暴言DVに発展するのは怖いので、実家に避難することにした。
実母の事を考えると気が重かったが、実父と子供を遊ばせにいくと思うことにした…。