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義父が亡くなっても…

義父が亡くなり、実家にどうやって連絡しようか悩んだ。
直接話をしたくはないが、状況が状況だ。
メールで連絡したらショックを受けるだろう。
仕方なく、早朝、電話しますと事前にメールした上で、実家の固定電話に電話をかけた。
運の悪いことに、実母が電話に出た…。

私「さっきメール送ったんだけど、」
実母「あら、気づかなかったわ。」
私「今日、お見送りキャンセルさせて欲しいんだ。」
実母「あらそう。わかりました。それじゃあね。」
私「理由だけど、義父さんが亡くなったのよ。」
実母「えっ!(すかさず)あ~、だから彼はイラついていたのねぇ!」
さも、モラ夫から母子への暴力も仕方ない、離婚するなんてとんでもないと言わんばかりに。
私「それはないよ。急だったんだから。」
実母はたたみかけるように「ちゃんと支えてあげなさいよっ!」
実母とはいえ何故、人生折り返し地点に来て、経済的にも自立している私が、命令口調で言われなければならないのか。いい加減イライラが募り、言い返した。
私「あなたに言われなくてもやりますから。」
実母「さすがはお姉ちゃんね。しっかりやりなさいね~♪」
私の大嫌いな言葉だ…。しかも義父が亡くなっているのに、こちらの気持ちへの配慮もない、無神経な言い方…。
私「そんな風に言われる必要はありません」
当然だが、私自身も義父の死にはショックを受けている。
実母の、人の心に土足で踏み込むような言い方にどうにも耐えきれず、そのまま電話を切った。

その後、お通夜と告別式の日程が決まった。
これ以上、実母に連絡をとりたくはなかったが、後からあれこれ言われても困るので、父親のメールアドレスに連絡した。
父親からは、両親、妹も来ると返事が来た。

お通夜の当日。
私は子供を連れ、車で祭場に向かった。荷物がたくさんあり、慌てていて、靴を車に置いたまま、運転用のボロ靴のまま来てしまった事に気づいた。
お通夜まであと10分を切っている。

モラ夫は、私が子供から目を離すことを極端に嫌う。
私一人で子供を置いたまま靴を取りに行くことは許さない。
私は父親に頼んだ。
「悪いんだけど、運転用の靴を履いてきてしまったから、駐車場に靴を取りに行く間、○くんを見ていてくれない?」
その時、狙ったように、実母の甲高い声が聞こえた。
「あなた、こちらでモラ夫のお父さんのお参りをさせてもらいましょう!」
私「…。」
父親「悪いけど、お参りをしてくるから見れない。ちょっと待ってて。」

なんで今、お参り?
この後にお通夜もあるのに?
お通夜の後、いくらでも時間があるのに??

私はハラハラしながら父親の戻りを待ち、全速力で走って車に靴を取りに行き、ギリギリお通夜に間に合った。

お通夜の後、会食をし、皆が解散した後。
残るは家族だけという時間になっても、実母は親戚を遅くまで引き留め、義父のお参り?雑談?をしていた。

それなら、なんでさっきお参り?
お参りならこのタイミングでも良かったんじゃないの?
私への嫌がらせ??
ていうか、親戚や関係の深い人も、そろそろ失礼します…とみな帰っているのに、相変わらず無神経な人…。

どうせ、何を言っても無駄なんだ。
私は実母の相手はせずに、ようやく、皆の残した会食を少し頂いた。
急な事でここ数日ドタバタしており、身体はフラフラだった。

思えば、過去に同じような事が何度もあった。
私の海外挙式の日。
実母も、ブライドメイド役の妹も、私を気遣うことなく、ゲストの方々との話に夢中。私を残して広間を出ていった。
私はドレスの長い裾に身動きとれず、一人ぼっちで広間に残され、スタッフの方と談笑していた。
30分以上そうしていただろうか。誰も迎えに来る人もおらず、私が裾を引きずり皆を探し回ると、実母は別室でゲストと談笑しながら「あら、どこにいたの?早くこっちに来なさいよ。」と抜かしたっけ…。
この人、私が主役、介添えが必要な状態って、全然分かってないんだなと悲しくなった。

それでも、この時はモラ夫との関係も良好だったし(何しろまだ新婚だ)実母の行動も我慢した。

でも、子供が産まれ9ヶ月の時、親戚の結婚式に泊まりがけで行かなければならなくなった。
初めての乳児連れの旅行、私もモラ夫も困っていた。
しかし実母は我々を省みることなく、田舎から出て来た親戚を観光させる事に夢中で、孫と我々を完全に放置したのだ。
モラ夫からは「あのVIP待遇の人達は誰?」と聞かれ、私は「さあ…。」
私は会った事もなく、名前も知らない親戚。
普通の祖母なら孫の世話を心配してくれる場面で、モラ夫の疑問も最もな事だ。
今回ばかりはモラ夫の肩を持ちたい。

その時も、この人、おばあちゃんの資格なしと思ったが…。
今は、毒親、鬼婆としか思えないまでに関係が悪化してしまった…。